2022年12月16日金曜日

組めた~

ピニオンを少し削らないといけない。
このまま削るには切粉が入ってしまいそうで嫌だ・・・

プレロード調整の手間が掛かるが、ピニオンを外す事にした・・・・が、しかしコンパニオンフランジを留めているナットが錆びて固着してビクともしない。
これではナットを無理に外してもコンパニオンフランジが固着して取れない可能性がある。
リスクを考えると外さない方がよさそうだ・・・

仕方がないので養生を十分にして、注意しながら削る事にした。
ピニオンは案外柔らかくてベルトサンダーで簡単に削れた。
削った後は逆さにして内部に切粉が落ちない様に十分洗浄した。

仮組してみる。ギリギリ行けそうだったが、念のためピニオン中心付近をもうちょっと削った。

組み込む事ができた。
JA22のフロントにも組めるぞw

しかし問題はリングギヤ外周で0.1㎜振れている。
追い込む事ができるんだろか・・・
 

組めるのか?


ET207をバラしてみた。
内部構造はリアに使ったET208とほぼ同じだ。

念のため洗浄する。



とりあえず確認のためJA22,JA11,ET207の寸法を測った。

JA22はサイドベアリング間が広い。スペーサーを使ってベアリング位置を調整すれば組む事が出来そうだ。
しかしET207もなんか微妙な寸法なんだな・・・

ET207にはリングギヤのスペーサーが付属されてた。
厚みは約4.7㎜ある。おそらくJA11に組む時は必要になるのだろう。
JA22に組む場合はなくてもいけそうなのだが、デフの中心が偏る。ヘタするとドライブシャフトが中心のシャフトに当たる可能性がある。

JA22のフロントに組むには、デフサイドベアリングにスペーサをかませればいいと思っていた。
しかし鉄板切って作るには厄介だなと思っていたら、たまたま便利な物が売られているのを見つけた。作る手間考えたら安いので買ってみたw


そのまま入れるとフランジのrにスペーサーの角が乗ってしまって隙間ができる・・・

そのまま圧入してもいいのかもしれないが、無理な力が掛かってしまうのもよくなかろう。
面倒だが角を落とした。

これでぴったりw


ベアリング圧入する前に動作確認。
12Vで1Aちょっと流れる。

サイドベアリングを圧入。

仮組してみる。
なんとか組めそうだw


しかしピニオンは削らないと駄目だな・・・
JA11のフロントに組む時も削らないといけないらしいので、仕方がない事ではある。
さてどうやって削るかな・・・ 

2022年12月13日火曜日

JA22Wのフロントデフロック

自分の使ってるJA22Wになんとかフロントにデフロックが付かないか検討していたが、上手くすれば付くんじゃないかと思った。
思い切ってET207-22を買ってみた。


リアに入れたデフロックと今回は別のところで買ってみた。
どうも同じメーカーの物の様で、中国製らしい。

ET207-22はリングのフランジが8本ボルトでドライブシャフトのスプラインが22枚になってる。
ノーマルのドライブシャフトのJA11とJB23の初期型に対応する物らしい。


念のためリングの付け根で振れを見たら0.08㎜振れていた・・・orz
リアは0.03㎜だったので中国製ならそんなもんなのか?
フロントだから常時使う訳でもないので、多少バックラッシュが振れててもいいか・・・
組む時に追い込んで振れが小さくなる事を期待しようw

はたして本当に付くのか・・・?




 

2022年11月19日土曜日

部品がない・・・

34のスカイラインGTのクラクションが鳴りっぱなしになってる。
ホーンリレーかスイッチが原因になるが、リレーは正常だった。
となるとスイッチになるのだが、SRSエアバックが付いてると厄介な場合がある。スイッチ
がSRS内にあると丸ごと交換しなければいけない。
スイッチがどうなってるかみたら、SRSを固定するステーに接点が仕込んであるタイプだった。分解してみたら一ヵ所の絶縁体が砕けて、ここでショートしていた様だ。絶縁体は経年劣化で加水分解してしまったのだな・・・
この部分は部品設定があるのだろうか?とみたところ、やはり設定がなくステアリングホイール丸ごとになってしまう。それももうすでに廃版で物が無い・・・

塩ビパイプの様なものを削って絶縁体をつくればいいか?と思ってホームセンターに行ったら、ちょうどいいものを見つけた。
ベーク製なら劣化しにくいし摩耗にも強いだろう。

径はぴったりだったw

ベルトグラインダーで長さと厚みを調整して・・・

ぴったりくっ付いたw

なんとか修理できてよかった。
この辺の時代のクルマも部品が出なくなってきたんだな・・・

 

2022年10月11日火曜日

原因分かった

JA22Wのクラッチの滑りの原因が分かった。
交換した部品を処分する時、もう一度よく見たら気が付いた。

ダイヤフラムが割れてるじゃんw

一ヵ所亀裂が出来ている。

こんなのは初めて見たw
破断面からして無理な力が掛かったとかではなく、疲労破壊の様だ。


 おそらく何らかの原因で疲労破壊したのだと思う。
よくよく考えてみると滑る症状に気が付く数日前に、クラッチを切った瞬間に妙な振動が一度あった。おそらくその時に割れたのだと思う。確か普通に信号待ちから発進する時だった。その時は変だとは思ったが、その後は滑りに気が付くまで普通に走っていたので気にも留めなかった。
ダイヤフラムが割れていては圧着力が低下してしまう。
しかしこの部分が割れるってどういう事だろうか?
交換してから約一年で1万Kⅿちょっとで割れるってのは、どう考えてもおかしい。
ディスクやカバーの摩耗もほとんどない事から、取り付けに問題があったとも思えない。
そもそもダイヤフラムの様なスプリング材が疲労破壊する事が不思議だ。
ダイヤフラムの製造か材質に問題があったのではないだろうか?
クラッチカバーはスズキの純正部品でアイシン製の様だ。
とりあえずスズキ部品センターにクレームとしてメーカーに調べてもらう事にした。
工業製品とはいえ、ある程度の不良品が発生するのは仕方のない事ではある。
問題は不具合が発生した時にしっかりした対応をしてくれるかだ。

しかしとりあえず原因が分かってよかった。
とは言え無駄に強化クラッチカバーに換えたり、M/T二度も脱着したりで手間が掛かった・・・
お客さんのクルマじゃなくてよかったw

2022年10月10日月曜日

ジムニーのクラッチ滑り?

自分で普段の足代わりに使ってるJA22Wは20万km越えた。
昨年クラッチを交換して1万kmちょっとしか走ってないのだが、4速や5速で加速時に4~5千rpmで滑る様になってきた。トルクピーク辺りで回転は上がるが車速は上がらない・・・
発進時は異常がないし、低速では滑る感じもない。

とりあえずクラッチを見てみる事にした。
外してみたが摩耗してはない。デスクの厚さは規定値内だった・・・
そうなるとM/Tかトランスファなんだろか?
しかしM/Tには滑る要素は構造上ないはずだ。トランスファもないよな・・・

ミッション外すついでで、中古を手に入れて交換する事にした。
3速と4速が微妙にギヤ鳴りする事があったのでOHしたかった。多分シンクロメッシュが摩耗しているのだろう。
中古品を使ってる間にOHするつもり・・・
届いた中古品は銀スプレーで銀粉仕上げされてたw
元のM/Tはクラッチレリーズレバーシャフトのブッシュが大分摩耗していたが・・・
中古品」の方が程度がよかったw
17万㎞程度のものだったらしい。

アウトプットのオイルシールは交換した。
これ、取り外しには要注意。

元々のM/T自体はオイル漏れしてる訳ではないが、デスビからの微妙に漏れるオイルでベトベトになっていた。
デスビ直したいがどうしたものかな・・・

とりあえずクラッチはそのまま組み直してみる。
M/T付けようとして問題発覚・・・
ブロック側のボルトネジ山が切れちゃってるw
ネジ山はいくらか余裕があって奥の方が残ってた。
同じ強度区分のボルトで長めのを見つけてきた。

ボルトが入るぎりぎりの長さまで切りつめて、残った奥のねじ山に掛かる様にしてみた。

なんとか規定トルクで締め付けられたw
M/T載せ替えてみたが、当然の事だが症状は改善されなかった・・・
しかし中古のM/Tは調子よくてギヤの入りはいい。とりあえずOHしなくてもいいかw

トランスファは大丈夫なのか?
元々のトランスファに交換してみる事にした。
音が出ていて直したかったが、まだ直していないw
しかしこれでもやっぱり直らない・・・
やっぱクラッチかw

12ヵ月点検やる事ついでで、クラッチを交換してみる事にした。
右前ハブのガタが多くなってきて音も出てきたので、これも交換する。
左は前の持ち主の時に交換してあった。これも寿命か・・・

プレスで抜き取る。

ちょうどいいコマがなかったから、何かのタイミングベルトのテンショナーをちょっと削って使っ圧入。インナレースを押さない様にアウタレースに当てて押す。

オイルシールは何かのベアリングのアウタレースを使った。

本当ならキングピン廻りをOHしたかったが、他の部分で費用と手間がかかったので先延ばしする事にした。
その代わりハブロックは分解清掃する事にした。
開けてみたら案の定デロデロになっていたw
この部分は年に一度ぐらいで整備しないといけないな・・・

フロントのパッドがぎりぎりになってたので交換。
研磨しようかと思ったディスクは、いつもやってくれてた業者がやめてしまったので、仕方なく社外品の安いのに交換。一応トキコのだからいいかw

去年の時点で交換時期になっていたのだが、なんとか一年持ってくれた。
よく使ったなw

キャリパもOHした。
フロントブレーキ廻りはほぼ新品になった。
制動の左右差が微妙にあったが、これで直るだろう。

クラッチは仕方がないので強化デスクカバーを使ってみる事にした。
念のためデスクも交換。これは純正品を使う。

強化ディスクカバーはダイヤフラムの形状が大分違う。圧着力が40%大きいらしい。

外したカバーは摩耗はほとんどない・・・
造りはちょっと違うが構造的には大きな違いはない。

右が外したディスクで、左が新品。
厚さが違うのは使ってた方は圧が掛かってたからだと思う。

摩擦材に摩耗はほとんどない。
なんで滑る?
今回の12ヵ月点検で交換した部品。結構重整備になってしまった・・・
クラッチ交換したら滑りはなくなった。やっぱりクラッチが原因だった。
しかしなんで滑るんだろか・・・
一つ考えられるのはタイヤが6.50R16を使ってる事。ノーマルより10%ほど大きいので、それで滑るのだろうか?
しかしエンジンはほぼノーマルなので、そんなにトルクが掛かってるはずがない。
カバーのダイヤフラムがヘタった?・・・それが考えられるが、しかし原因が分からない。
とりあえずしばらく様子を見よう。
しかし本当に修理しながら乗ってるなw