2020年12月8日火曜日

水対策

JA22Wのデフへの水の侵入対策。ホームセンター行って内径12㎜の耐油ホースを買ってきた。3mもあれば前後で足りるか。

ホーシングの上にくっ付いてる突起がブリーザーバルブになってる。これを外してホースを取り付ける。

ブリーザーはゴムの板を弱いコイルスプリングで押さえて、チェックバルブとなる様な構造になってる。
この構造だと完全に水を防ぐのは無理だな・・・

フロントはエンジンルームに持ってきた。
チェックバルブをどうするかと思ったが、先端折り曲げて途中に切れ目を入れとけばよさそうだ。
とりあえず適度な加圧と圧抜きが出来て、減圧時も微妙に空気が入ってチェックバルブ代わりになってるw

リアはボディと燃料タンクの間に入れておいた。
そんなに水に潜る事もないから、こんなもんでいいかw

暫くこの状態で使ってみたが、とりあえず大丈夫だった。
ホースは透けているので異物が入っても分かりやすいだろう・・・

マフラーエンドのステーが折れてた・・・
やっぱり持たなかったかw

 しょうがないので針金で留めておいた。
マフラーは今注文中・・・

アンテナ折れたので交換する事にした。
案外安くて2千円しなかった。


純正品は廃版になってて相当品らしい。長さが違うんだとか。
折れて途中で無くなってたので長さの違いが分からない・・・まあいいかw

2020年11月26日木曜日

今度はこれを

JA22の修理はまだ続く・・・

今度はエンジンとトランスファのラバーマウントを交換してみる。

左右のエンジンマウントは左側が外すのが厄介だ。ターボや配管がブロック側のマウントベースを外すのを難しくしている。

左側は一か所の配管を外すとブロック側のマウントベースから切り離せるので、エンジンを吊って上から取り外す事にした。

左右のマウントが外せた。ブロック側のベースは残して、マウントと車体側のベースと合わせて取り外した。マウントは左右共通だが、車体側のベースは形状がほとんど同じだが左右の指定があった。(L・Rの刻印がある)


左右のラバーマウントは切れている様な事もなく、見た目はそれほどひどくなさそう・・・だが、新品と比べるとゴムの弾力は衰えている。特に左側はかなり硬くなっていた。排気熱の影響なのかもしれない。

後ろ側(ミッション後端)は手で持ち上げて簡単に脱着できた。これも結構ヘタってそうだ。
トランスファのマウントも、一つづつ手で持ち上げてやれば脱着できる。

こっちはそれほどヘタっていなかったみたいだ。

今回交換した部品。

左右のエンジンマウントの脱着が面倒だったな・・・
図面上だとこうなっている。

交換したら振動が少なくなった。やった甲斐はあったw

トランスファのマウントは微妙だったが、年数と走行距離から考えたら交換して正解だったと思う。


近くの河原で水遊びをしてたので、念のためデフオイルを点検したら、フロントがカフェオレ状態になってた・・・orz

ブリーザーにチューブ付けて高い位置に変えとかないといけないな・・・

近くの河原はなかなか遊べるところがあって面白い。

ボロだから惜しげもなく使えるのがいいw


リアルミニ四駆みたいなガチ勢のジムニー乗りが来てたりして面白い。

ガチ勢の人達と話していると「これから改造するの?」と言われるが、ヘタレなのであとはタイヤを交換するぐらいにしておこうw
 

2020年11月19日木曜日

覚書

 

スズキのサービスマニュアルを眺めてて見つけた。
ロアアームやタイロッドエンドのボールジョイントに使うグリスは何がいいのかと、以前から探していた。
この部分はブーツがゴムなので、ゴムに影響のないグリスを使わなければいけない。
いいものが見つからなかったので、仕方なくこの部分にはベアリングなどに使うMPグリスを使っていた。しかしどうも物によってはゴムに影響があるみたいだった。
スズキのマニュアルにある99000-250110ってのはスズキスーパーグリスAってものらしい。
試しに取り寄せてみた。450g入りで定価は600円ほど。

何の事はない極普通のリチウム石鹸グリスの様だ。
スズキはブーツの部品設定があってグリスが少量付属しているのだが、それに入ってるのがこのグリスなんだろうか?・・・似ている気もするが、ちょっと違う気もする。
とりあえず指定されているのなら、ゴムには大丈夫なのだろう。
他社のブーツはグリスが付属していないことが多い。そもそもブーツだけの部品設定がない場合もあって、社外品を使う事も多いのだが、これもグリスは付いていない。
今度からこれを使ってみよう・・・

2020年11月7日土曜日

ボールナットの調整

今日もJA22Wは続く。昨日はステアリングのゴムのジョイントを交換したが、次に気になるのはボールナットのバックラッシュだ。それほど大きい感じはしないが、調整してどう変わるのか見てみたい。


 ステアリングシャフトを手で動かしながら感触を確かめつつ、バックラッシュ調整のネジを回してみる。締めこむとバックラッシュは小さくなる。

やはり思ったほどはバックラッシュは大きくなっていなかったが、僅かに詰めてみた。この辺の調整は微妙で、バックラッシュが小さくなりすぎてもいけない。

調整後乗ってみたが、変わったかどうかは今一分からなかった。ゴムのジョイントの方が効果は大きかった。

しかしこんなの調整するのはSJ30乗ってた頃以来かも・・・と思ったが、空冷ビートルでもやった事あったっけなw

2020年11月6日金曜日

修理は続く・・・

ネタもないのでジムニーの修理日記になりつつあるが、今度はデスビのオイル漏れ。

滲んでる程度だが、気になるのでOリングを交換する事にした。前回エンジンオーバーホールから7年経つので、漏れてもしかたがないか・・・


しかし外してみたらOリングではなく、どうも中のベアリングから滲んでるみたいだ・・・

JA22Wのデスビはさすがに内部の部品設定はないらしい。Assyで4万円ちょっとするとの事。

ベアリングはNSKの6000DUが付いていた。内径Φ10㎜の外形Φ26㎜だった。両側接触ゴムシールのタイプの様だ。

着いてたOリングはまだ硬くなっていないし、周りにオイルの漏れた跡もなかった。中のベアリングのシールが駄目になってるのは間違いなさそうだ。

とりあえずダダ漏れでないから様子を見よう。分解できそうな構造だから、暇なときでもベアリングを交換してみるか・・・


ついでで前にコメントで教えてもらった、ステアリングシャフトとボールナットの間に付いてるゴム製のジョイントを交換してみる。

見た目はそれ程ガタがないのだが、大した値段(200円ちょい)でないので試しにやってみよう。


左が新品で右が外した物。ひび割れて大分ヘタってもいる。

はたして交換してどうなんだ?・・・と思ったが、乗ってみると僅かにステアリングの遊びが減ってハンドリングがよくなった。それと同時に路面からの振動を多く拾う様になった気がする。それだけヘタってったって事か・・・

さすがに24年と18万Km近くもなればヘタるのも当たり前だなw


2020年11月1日日曜日

これ以上腐らない様に・・・

色々いじってる自分で使ってるJA22Wのジムニー。気になってたシフトノブのグラグラは何の事はない、ノブ位置決めのボルトが緩んでいるだけだったw
あまり気にしてなかったのだが、クイックシフトが組み込まれていた。シフトの操作が妙に力がいるなと思ってはいたが、そんなものが付いていたとは・・・
ボルトを締め込んだらグラグラがなくなり、気持ちよくシフトできるようになった。もっと早く気が付けばよかったw


次に直さないといけないのはマフラーだ。
中間マフラー(触媒)の2本あるステーは錆びて切れてしまっていた。針金で巻いて落ちない様にしていたが、リアマフラーの太鼓に亀裂が入って抜けそうだった。

鉄板曲げてステーを作るのも面倒だ。フラットバーだけでは折れちゃうだろうし・・・
どうするかと思ったが、ジャンクのマフラーのステーを利用する事にした。

2個用意してパイプの部分を開いて熔接する事にした。

錆び落とすの適当にやったら、えらい熔接しにくかった・・・ものぐさしてはいけないなw

もう一個も付ける。

触媒なのでこれが駄目になると高くつく。これ以上錆びない様に耐熱塗料を吹いておく。

次はリアマフラー。
プラプラしてたから、太鼓の入り口が割れてしまった・・・

熔接してみたが、大分薄くなっていて所々溶け落ちてしまって難儀した。
なんとか熔接できた・・・

しかし太鼓の上のステーはボロボロだ・・・

マフラーエンドのステーも、今にももげてしまいそう・・・
リアマフラーは太鼓の中身もグズグズになってそう。
ステー直しても多分そのうち駄目になるだろう。とりあえずこのまま使って、そのうち交換する事にした。

マフラー組んで、ついででこれ以上錆びない様に、下廻りをシャシブラック吹いて黒塗りした。
景気よく黒塗りしたw
本当なら防錆用のちゃんとしたものを塗った方がいいのだろうが、定期的にシャシブラック吹いておけばいいか・・・安上がりだしなw

なんだかんだ結構手間が掛かってしまった。
普段の足代わりにと思ったJA22Wだったが、使ってみると案外面白いクルマだ。
実はこのジムニーは以前にエンジンをOHしたクルマだった。だから中身までよく知っているので、なんとなく愛着がある。
空冷ビートルとどちらがセカンドカーなのか分からないが、これも長く楽しめそうだw
 

2020年9月8日火曜日

次はキングピン

ブッシュを交換したJA22Wのジムニー。もう一つ気になるのがフロントハブだ。

ガタガタになってはいないが、この構造で長期間オーバーホールしていないと、中はどうなってる事やら・・・

折角なのでオーバーホールする事にした。こんなのやるのは昔SJ30に乗ってた頃以来だw


手動ハブロックって、こんな構造になってるんだな・・・

スプライン切ってあるブロックが動いて、ドライブシャフトに嵌合する様になってる。

エアロック式の場合は負圧が掛かって動く様になってるんだな。

ハブロック部を外すとハブベアリングのロックナットが見えてくる。

ドライブシャフトを留めてるサークリップを外す。

昔のSJ30はでっかい六角ナットだった気がするが、JA22Wの頃になるとこんな専用工具が必要になってる。純正は高いのでアストロで買ったw


ハブが外れた。

うまくやればここは外さずに作業できるのだが、ハブシールをついでだから交換したいし、ナックルを清掃するのに邪魔だから外した。

案の定シールは大分くたびれていた。

左側は以前にハブベアリングを交換した形跡があり、右よりはましだった。

ナックルの中はっていうと・・・思った通りデロデロになってるなw


ナックルシールは溶けてほとんどなくなっていた・・・
カバーのフェルトがシール替わりになってた?
まあ想像通りに凄い事になっただな・・・
シールが機能してたとしても、この構造だと外部からの塵や水分は完全には遮断できない。
長年そのままにしておくと、ナックル内部に侵入して、充填してあるグリスは劣化してキングピンも痛む。最悪ドライブシャフトの等速ジョイントを破損する可能性もある。

キングピンのベアリングはボロボロだね・・・
しかしガタガタになるほどではなかったので、24年17万Km程度でこの程度ならば、逆に考えればそんなにオーバーホールする必要もないのかもしれない。普通に使って細かい事気にしなければ、それでいいのかも・・・
しかし頻繁に四駆を使ったり泥道や水の中に入るならば、定期的に整備するべきだと思う。

ナックルはよくお湯とマジックリンで洗って汚れを落とす。
ここまでやらないのなら、ハブとスピンドルは外す必要はない。
しかし折角ならきれいにしたいよねw
黒塗りしてネジ穴はタップを立てとく。
キングピンのベアリングレースを圧入する前にナックルシールを嵌めておく。
レースを付けてしまうと出っ張りになってシールが嵌めにくくなる。
ドライブシャフトのオイルシールとキングピンのレースを圧入する。
キングピン廻りはスーパーグリスCを塗布しておく。
ベアリングだが元のは上側にのみシールが付いていたが、新しく取った物はシール付きで上下とも同じ物だった。構造からしてこんなところにシールが付いていても意味がないので、もしかしたらシミ―対策でフリクションを持たしているのかもしれない。
ナックル取り付け。
JA22Wはキングピン軸のマウントにプレロード調整用のシムが入ってる。0.1㎜と0.5㎜の二種類が設定されてる。
もともと入っていたのが上下とも0.5㎜が1枚づつだった。念のため0.1㎜を4枚と0.5㎜を2枚取っておいたのだが、上下とも0.5㎜そのままで組んでみた。
ちょっとプレロード強めか?・・・と思ったが、とりあえずそのままやってみる事にした。
構造的に若干プレロードは強めにしておいた方がいいかもしれない。ハブベアリングの様に高回転する訳ではないので若干強めでもいいだろう。
折角なので下側だけ新品の0.5㎜のシムを使った。


ナックルシールを組む。
シールのリップにはグリスCを塗布しておく。
シールはフェルト製のパッドで押さえられる様な構造になってる。確かSJ30も同じ構造だったが、JB23からはフェルトのパッドがなくなってシールに金属製の枠が付く様になってるんだよな。
まあなんというか凄い構造だよな・・・
ナックルとキングピンの球体状ベース部の隙間にはグリスCを塗りこんでおいた。
ドライブシャフトの等速ジョイント部はグリスHを塗布した。

等速ジョイントとナックル内の隙間にはグリスHを封入してスピンドルを取り付ける。

ハブシールを交換してハブを取り付ける。

ハブロックを組む。

やっと組み上がった。
ガタが大きかった訳ではないので、走りはほとんど変わらなかった。
しかしナックルシールの張力はシミ―防止に効果があるらしい。
この前キャッツアイを踏んづけたら突然ハンドルがぶれだして驚いた事があった。
60㎞/hぐらいの速度だったが、小刻みに前輪がぶれだして止まる寸前まで収まらなかった。
パンクでもしたのか?と思ったがタイヤには異常がなく、これがシミ―現象なのかと納得した。
シミ―は共振現象だけに、ちょっとしたガタや摺動状態など色々な要因が影響するんだと思う。
今回の整備でこれが改善されるのかは分からないが、やるだけの価値はあったのかもしれない。



交換した部品がこれ。
ナックルシールのカバーとリテーナーは再使用するつもりだったが、思ったより状態が悪く交換した。
部品代は定価計算だと3万円近く掛かってしまった・・・

赤く印を付けたところが交換の必要があった部品。
ちなみに上の図は現行ジムニーの部品構成。
ナックルの形状はJA22Wと違いがあるんだろうか?
もし大きな違いがないのなら、ナックルシール廻りを現行ジムニーの物を使ってみるのも面白いかもしれない。
しかしいまだにこの辺の構造は基本的に変わってないってのは凄いよな。
えらくめんどくさい作業だけど、少なくとも5~6年か4万㎞毎にはオーバーホールしたいところだよな・・・