2021年12月4日土曜日

初横転

 ちょっと前の事だけど、JA22Wで河川敷で遊んでいたらひっくり返ったw

左前輪が凹みに落ちて、コロンと転がった。JA22Wだと足の動きが今一なのと、トレッドが狭いので無理すると横転しやすいのかもしれない。

クルマに乗ってて横転したのははじめだ。シートベルトをしていたので横倒しでも運転席に座ってる状態だったが、していなければ助手席側に落ちてたと思う。三点式のシートベルトでも結構しっかり固定してくれるんだと感心した。

近くにいたジムニー乗り達が駆けつけてくれて、ウインチで手際よく起こしてくれた。ありがたや~
こういった時はお互い様で助け合ってくれる。みんな実に楽しそうw


ドアがベッコリ凹んだ・・・orz
前の角も凹んでラジエターグリルも割れてたw
ミラーはもげたけど窓ガラスが割れなくてよかった。
22はドアビームが入ってるからドアはこの程度の潰れで済んだらしい。11だったらもっと凹んでたとの事。



ドアの開閉がし辛いし、窓も開かなくなってた・・・

しゃあないから内貼り外して中から引っ叩いた。

ドアの開け閉めも窓の上げ下げも問題なくなった。まあこれでいいかw

もげたミラーはスクラップに転がってたホンダ車用のミラーと二個一で作った。
多分アクティ用だったんじゃないかな。
とりあえず使えるからいいかw
何故か潰れるのは左側ばかり・・・
ジムニーはひっくり返って一人前なんてよく言うが、確かにそういう乗り物なのかもしれない。
ボコボコと凹んだジムニーをよく見るが、なんとなく納得できたw




2021年11月11日木曜日

乗り続けて29年

自分で乗ってる92年式のメキシコ空冷ビートルの車検をやった。
普段の足にはJA22Wジムニーを使う様になったが、こっちは遠くに遊びに行く時に使ってる。二台とも車検の時期が重なるのが困ったものだが仕方がない・・・
ここ数年、年間7~8000㎞程度だったが、このところのコロナの影響もあって遠出しなかったので2年で7000㎞弱しか走ってなかった。
本当ならタイヤとバッテリーを交換したいところだったが、もう冬には乗らないので、必要最低限の整備で車検を通す事にした。

いざ車検に行こうとしたら、エンストしてどうにもならなくなった・・・
点火してない様だ。点火系の配線を調べて行ってみた。
イグニッションコイルの一次側のポイント線(フルトラなのでパワートランジスタの断続回路になってる)の電圧が中途半端になっていた。点火信号は出ている様だ。

フルトラの点火回路はここに付いている。手前のホーンは警報機の物。
コネクターを外して導通を見るが異常はない。

コイルのポイント線側には以前から気になっていたのだが、一本線が余計に出ていた。一本は点火回路に行っている。
余計な方の線を辿っていったら、メーターユニット手前に付いてるジャンクションの所に行っていた。
配線は警報機のユニット内に入っていた。


メキシコ製の90年代の空冷ビートルには、標準で警報機が付いていた。
警報機のスイッチは左前のフェンダーの横に付いている。
作動時にドアを開けるとフォーンが大音で鳴り響いて、エンジンは掛からない仕組みになっている。
もう随分前に壊れていて使ってなかった。
コイルのポイント側の余計な配線はキルスイッチの回路になってた様だ。
配線を外したらエンジンは掛かる様になったw

警報機の中身はこんな感じ。
壊れて使ってなかったが、暗電流が結構大きいので、車庫に保管時はバッテリースイッチを付けてoffにしていた。

故障の原因はハンダ割れによる接触不良の様だ。
直そうかと思ったが、使ってないから外しておく事にした。暗電流の小さくなったw

アナログの安物のオシロスコープが役に立った。
アナログは信号を生のまま見る事ができるので、案外便利な事もある。

新車で買って29年になった。
まだ15万kmちょっと。
エアコン付いてないが、このシンプルさがいい。
ガソリンがある限りは乗り続けていたい。



 

2021年11月3日水曜日

JA22Wの車検





自分で使ってるJA22Wが車検だった。
整備のついででフロントショックのアッパーマウントに補強を入れる事にした。
ぐぐって見るとJA22Wはこの部分が破損しやすいらし。
補強はお盆型と平のワッシャ―で、お盆型の方をシャシのアッパーマウントの下側に入れて、平ワッシャーで挟む様にするらしい。ネットで2千円ほどだったが、何かの純正部品の流用なんだろか?

JA22Wのフロントショックはスプリングと一体にセットされているが、スプリングのアッパー側はシャシで別にマウントされてる。
この部分はショックに掛かった力だけ受け持っているはずだが、激しい使い方をしていると割れる事があるらしい。
リアのアームのマウントが折れた事があるので、やばそうなところは予め対策しておくw

純性だとブッシュが2個に皿型の座金が3枚付いていて、シャシ側のマウントを挟む構造になっている。
シャシ側のマウントと座金はショックのシャフトに対して大き目の穴になっていて、画の座金がシャシ側のマウントに嵌って締め込まれたブッシュでシャフトの位置決めがされている。ブッシュがヘタってくるとこの座金とマウントがガタついて、摩耗してきたり振動で割れてきたりするのだと思う。
補強のワッシャーを使う場合は画の座金は使わずに、補強のワッシャーで位置決めされる事になる。
とりあえず黒塗りしておく。
補強のワッシャーでシャフトの位置決めされる訳だが、動きはどうなるんだろうか?・・・と思ったが、微妙にガタがあって十分動く事が分かった。
この部分が動かないと、ダンパーのシールに無理な力が掛かって破損の原因になる。
上下の座金は再使用したが、ブッシュは交換しておいた。

下廻りを見ていたら、リアのプロペラシャフトのユニバーサルから錆びの粉が出てるのに気がついた・・・

ユニバーサルのベアリングが一つ駄目になってる様だ。仕方がないので交換する事にした。

クリップ外して片側に押してやる。圧入はそれ程きつくないので、万力でもいける。サービスマニュアルは万力でやる事になっている。

片側に押し出したら万力で摘まんでハンマーで叩いて抜く。

一個完全に駄目になってた。
多分シールが駄目になって水が入ったのだろう。
過酷な使い方はしているが、やはり古くなっているので樹脂やゴムのパーツ類は劣化してくるのだろう。思えばこの一年で修理補修した部分の多くは、樹脂やゴムパーツの部類だった。

ユニバーサルジョイントは3千円程度だた。ついででプロペラシャフトのスプラインのブーツも交換した。

組付け前によく洗ってきれいにする。
バリが気になったが、ヘタに取るとバランス崩れそうなのでやめたw
組付けはスパイダーを中に入れておいて、ベアリングのスリーブを押し込んでやればいい。
シールとリップにはスーパーグリースCを塗っておく。

とりあえず交換終了。

水に浸かる機会が多いので、リアのホイルシリンダーはカップキットを交換しておいた。
カップの摺動面は問題ないが、ピストンとシリンダーの摺動面は若干腐食していた・・・

他にも色々交換した。
ブレーキの消耗が早くなった。タイヤがノーマル比で10%径が大きくなっているので、効きが悪くなった分、余計にブレーキを踏んでいるのかもしれない。
フロントのパッドも交換したかったが、予定外のユニバーサルジョイント交換があったので、もうしばらく様子を見る事にした。


 25年経っていて走行距離も19万㎞に近づいてきた。まだ調子よく走るが、当分あちこち直しながら乗る様だろう。まあ、それも面白いからいいかw







2021年9月22日水曜日

JA22Wリアの電磁デフロック


よくいく遊び場ではそれほどデフロックが必要なところはないのだが、一部対角スタックする場所がある。その時の動画を撮ってみた。

構造上駆動トルクが掛かって僅かに回転しないとロックしないのだが、動画でその様子が分ると思う。エアロッカーはよくは知らないが、止まっていれば即ロックができるのだろうか。電磁ロックだと前後に駆動トルクが変わると原理上はロックが外れるので、ハードな使い方にはエアロッカーの方がいいのかもしれない。

しかしコンプレッサーを必要としない電磁ロッカーはいい。特性を知って使えばいい事だと思う。


暫く使ってて思ったのは配線の引き回し。この状態で使ってるとケーブルグランドの部分で配線が断線しそうだ。デフユニット側で電磁石の配線が切れると修理が厄介だ。ヘタするとデフを取り外す必要が出てしまう・・・


対策としてケーブルグランドの頭にステンレスのスプリングを被せて、配線にはコルゲートチューブを掛けた。
取り回しをちょっと変えて、可動部はなるべくホーシングの中央に寄せて、車体側の配線を可動させる様にした。その方がもし断線しても修理がしやすいから。
ブラブラ物ってよくいうけど、こういった可動部の配線は注意が必要だ。
メーカーの耐久試験を十分したであろう製品でも、使ってるうちに断線したりするんだよな・・・



2021年9月15日水曜日

耐久試験?

うちで使ってる平成7年のL600Sムーヴ。ついに30万Kⅿ達成した。
大きな故障もなく、エンジンオイルだけは3千㎞毎に交換しているが、通常の整備でこれまできている。


この前の土曜日に、お袋様と30万km記念のドライブに行ってきた。所沢ICから関越乗ってトンネル越えた湯沢ICで下りて、国道17号で戻る途中の苗場の辺りで30万㎞になった。帰りはそのまま17号で下道で。高速も下道も、まだ調子よく走ってくれる。
亡き親父殿が今の場所に工場を新築した年に新車で入れた。
親父殿とお袋様が主に使っていたが、最近は代車で使う事が多く、ここ数年は年間5千㎞ちょっというところか。
平成10年前後のクルマは、今見ても作りがよかったと思う。この頃のクルマは20年は乗れると思っていたが、今でも車検で入ってくるのを見ていると、適切なメンテナンスをしていればあと10年は十分使えそうだ。
うちのムーヴもボロ車になったが、一体いつまで使えるんだろうか・・・
耐久試験の様だなw

 

2021年8月26日木曜日

手間掛かったな・・・







ハブベアリングが駄目になってたJA22W。新しいベアリング一式が届いたので、交換作業に取り掛かる。
エブリィなんかはベアリングに治具を引っ掛けてプレスで抜き取る事ができるのだが、ジムニーだとバックプレートが邪魔でそれができない・・・
仕方がないのでベアリングもサンダーで削り落とした。これがえらい手間だったw


ベアリングとオイルシールのカラーを圧入する。スクラップのベアリングなどを利用して台座に固定する。スクラップも取っておくと便利だw


内側のハブシールも交換してシャフトを組む。
やっと電磁デフロックが付いた。
ブレーキのエア抜きやって、やっと完成~
ブラッケット割れでホーシング交換して、ハブベアリングも交換の必要があって、えらい手間掛かったw

ハブベアリングもそうだが、フロントのキングピンなど、基本的に耐水に対してはそれなりの構造にはなってるが、完全防水という訳ではない。水に浸かる使い方をしていれば寿命は短くなる。
まあそんなのも割り切りで、楽しく遊べるなら定期的にメンテナンスすればいいw




動作はこんな感じ。スイッチ押した時に音が鳴ってるが、たまたまドライブレコーダーの音が入ったからw
構造上スイッチonで即座にロックするものではない。幾分回転してからロックする。
解除もスイッチoffして、若干前後に動かす必要がある。
あたりまえの事だがoff状態で走ると全く今までと変わらない。デフの機能は問題なかった。
 問題はどの程度の耐久性があるかだ。
オープンデフで使ってるならば、ノーマル状態とさほど変わらずいけると思う。
しかしロック状態は電磁石とカムが吸引した状態でカムが回転するので、カムと電磁石の接触面の摩耗が気になるところだ。
それとデフサイドギヤとユニットケースに嵌合するドグクラッチの強度と耐久性も気になる。
しかし岩場や激しいコースには行く事はないので、自分の様な使い方なら全く問題ないのかもしれない。
基本的にはまった時や、やばそうな時にスイッチ入れて使ってやればいいw

組立中に動作確認した画像があったので貼っとく。
ロック解除のオープンデフの状態はこんな状態になってる。二枚のカムは空回りしてる訳だ。

電磁石が通電すると電磁石側のカムが吸引されて回転に抵抗ができて、向こう側のカムが乗り上げて移動する事でプッシュロッドを押し込む。それにより内部のドグが嵌合してデフがロックする。
動作時は電磁石と電磁石側のカムが吸引しながら回転するので、この部分は使ってるうちに摩耗してくるはずだ。電磁石をややガタを持たせて取り付けるのは、このためでもある。
電磁石側のカムの外周に線が彫ってあるが、これはもしかしたら摩耗の限界を示してるのだろうか。
この部分は都合のいい事にホーシングのフューラーボルトから覗き見る事ができるので、デフオイル交換時に点検してやればいい。
カムと電磁石はある程度消耗品と思った方がいいのかもしれない。問題はどの程度持つかだな・・・

余談だがオープンデフタイプの電磁デフロックにはもう一社あって、当初はこれも検討していた。
そのタイプはカムが一枚で、直接プッシュロッドをカムが摺動して押し込むタイプだった。
利点としては部品点数が少ない事と、カムが一枚で済むのでプッシュロッドのストロークを稼げるってのがあるんだと思う。
しかしプッシュロッドが摺動するので、摺動面積が狭く摩耗に不利に思える事と、プッシュロッドが三本しかなく、耐久性に疑問がある様に思った。
まあ、どちらも一長一短あるので、どちらがいいかは何とも言えないw

使って(浸かって?)みた。
格段に走破性が上がる訳ではないが、行けなかった所や行きにくかった所が、楽に行ける様になった。
スイッチonでのロックはスムースで確実に動作していた。
解除も駆動トルクが抜ければオープンに簡単に戻る様だ。

6.50R16のMTタイヤで一段、分離スタビライザーで一段、電磁デフロックでまた一段と、ちょっとづつ走破性が上がって行く感じだ。
しかし当然ではあるが、両輪が滑る様な状況では仕方がない。過信はいけないw
電磁デフロックはなかなかお勧めではある。
これなら前輪にも入れてみたいな・・・

2021年8月21日土曜日

千切れてる・・・

JA22W、やっと電磁デフロックを載せようと思ったら、リアホーシングの右アームのブラケットが切れてるのに気がついた・・・


そういや最近なんか音が出るなと思っていたら、こんなとこが千切れてたんだなw

熔接で直してもいいが、位置決めが手間なのでヤフオクで格安のホーシングを手に入れる事にした。


ホーシングを手配中に、とりあえず配線を敷設。助手席側から室内に入れる事にした。


スイッチはここに付ける。


電磁石は多くても2A程度の電流なのでシガライターから取ってもいいが、間にリレーを入れる事にした。

無線機を付けてあるのだが、これがバッテリーからの直に電源を取ってあった。電源切り忘れを防止したかったので、無線機の電源と一緒にリレーを使う事にした。こんな小さくても定格35A行けるらしい。

スイッチはパネルに引っ掛かったので、上下をちょっと削った。

設置完了。なんかカッコいいねw

中古のホーシングが届いた。格安だったが、送料がちっと高かった・・・デフやシャフトはいらなかったけど仕方がないw

雪国で使ってたらしく、結構錆びてる・・・

リアデフのバランサーとサイドブレーキのバンドが千切れてしまうのは、お約束の様だなw

入り組んだところを重点的にブラスト掛けて錆びを落とす。
解放でやるしかないので、風向きを見計らって近所迷惑にならない様に・・・

ぶら下げて黒塗りする。

4㎜のSS400の鉄板切って、ブラケットの補強を作る。

12㎜の穴なんて久しぶりにあけたw

交換用のホーシングは準備できた。
シャフト抜いたら左のベアリング駄目になってた・・・orz
ここから水入ったらしく、デフオイルはコーヒー牛乳になってたw



ブラケットの千切れたホーシングを摘出。重たいw


交換用のホーシングはドンガラに。

乗っかったw

スプリングを黒塗りしといた。
リアは左右で違うんだよな。車体右側の方がちょっと長い。
プロペラシャフトの回転方向の関係で、トルクの反動を抑えるためだと思う。
4Lの時が分かりやすいが、前進の出だしに後ろの左側がちょっと持ち上がる。トルクの反動がそれだけあるんだよな。


ブラケットの補強はこんな感じ。ブラケットの両側から補強板で押さえこむ。
熔接しようかとも考えたが、熔接個所で弱くなる可能性もあるのでやめた。こんなもんでとりあえず十分だろう。
要は疲労破壊しない様に剛性を高めておけばいい。
やっと本題の電磁デフロックを入れられる・・・はずだったが、ハブベアリングの発注が間に合わなかったので、またお預けだw