2023年4月6日木曜日

コイルサスジムニーのキャスター補正ブッシュ


自分で普段使ってるJA22Wジムニーだが、サスのブッシュを交換して3万km経った。
前輪のキャスター補正の偏心ブッシュが切れてしまった。他のブッシュは異常がない。

偏心させるため中心の芯金が太いので、ゴムの容量が小さくて無理があるのかもしれない。


どうしたものか・・・と考えた。
安物でいいやと、これを買ってみた。
うちのお客さんで使ってみた事があって、とりあえず大丈夫そうだったのでw

元々の偏心ブッシュはオフセットが7~8㎜程度しかなかったが、これだと15㎜近くある。
その代り外側のカラーがないので、アームにはしっかりした位置決めができない。どうせたわむものだから、案外こんな作りでもいいのか・・・?

廃材の鉄板を拾ってきて穴をあける。
即席の位置決め治具を作った。
リーディングアームの車軸側ブッシュは148㎜の間隔になる様に圧入する必要がある。

問題発生・・・右のリーディングアームの車体側のボルトが錆びて固着してしまった!
打っ叩いてみてもビクともしない・・・

仕方がないのでブッシュごとエアーソーでぶった切ったw
ブッシュとボルトは新品に交換になった・・・


即席の治具を使って圧入。

新旧を比較するとこんな感じ。
直進安定性がよくなる?

交換出来た。
キャスターがさらに付いて直進安定性が変わるのかと思ったが、それはほとんど変化がなかった。

リフトの片上げはよくないが、どのくらい上がるかやってみた。
 
前にやってみた時と比べると10㎜程度低い。
やはりブッシュのたわみ量が小さいか。

ブッシュを見てみると、大分無理のある変形の仕方だ。これは構造上仕方がないのかもしれない。
理想を言えばアーム自体でキャスターを補正して、純正のブッシュを使った方が動きがいいのかもしれない。
今度はリーディングアームかな・・・w

3 件のコメント:

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  2. ご無沙汰でした。ハンドルネーム換えようとして間違えました。
    前後デフロック化の進化でビックリしました。
    偏芯ブッシュですが変形量の渋さと短寿命は90年代辺りと変わってないようですね。むかし試しましたが、3リンクでは他の要素で安定性は得られないようです。リーフスプリング車でもキャスターウェッジなんてものが売られてましたが、あれはキャスターを減じてシャフトとデフの角度を補正してクロスジョイントを保護する目的でした。
    キャスターを付け過ぎてもシミーが出る傾向になる時が有りますので、その対策でキャスターを減じる事もしました。
    ところでJA22/JB32でストローク稼ぐとリーディング/トレーディングアームが折れたりラテの付け根が剥がれたりと大変な事になるのを見掛けました。リーフスプリング車からの急造品だからなのでしょう。対するJB23/33は乗り味ではよりコイル車らしくサスストロークも増え全てが違いました。JA22もストロークこそ短いものの接地限界ギリギリ迄トラクションが掛かるのがリーフスプリングからの進化かなと思ってましたがサスジオメトリは代替り毎進化しているようです。

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    1. こんにちは~
      なるほどです。22系は確かに無理くりコイル化したみたいな所がありますね。
      22でリーフのギシギシ感が無くなって乗り心地が大分よくなったと思いましたが、23で車体の建付けよくなって乗用車になったと驚きました。
      64になったらあらゆる所がスムースで快適になって、さらに驚きましたw
      たまたま手に入って使ってる22ではありますが、色々不利なところがあっても愛着あるので、これからも楽しんで行きたいと思います。

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