2021年8月8日日曜日

JA22Wのデフ

自分で使ってるJA22Wだが、デフロック入れてみたくなって構造検討のために中古のデフを買ってみた。

前後のデフだが個体は別で、どちらも十数万㎞使われたみたいだ。

リアデフは共振防止のバランサーが千切れてなくなっていた・・・実は自分のJA22Wもちぎれてなくなってたw

重りがゴムを焼き付けてステーにぶら下がってる構造なのだが、年数的にも劣化して千切れてしまうのだろう。しかしこんなものが道路に落ちちゃうんだから恐ろしいなw


リアデフの中身。歯欠けもなく、見た感じの状態はいい。

デフユニットの直径は約107㎜で、ドライブピニオンとのクリアランスは大きくはない。

リアドライブシャフトのスプラインは26の様だ。


リアデフリングギヤはデフケースに10本のボルトで固定されている。


フロントデフの中身はリアに比べると少し華奢な感じだ。これも刃欠けもなく状態はよさそう。
デフユニットの最大直径は約101㎜だった。これもピニオンとのクリアランスは少ない。

フロントのドライブシャフトのスプラインは22だった。


フロントのリングギヤは8本のボルトで留まってる。


バックラッシュを測定してみる。

リアは0.18~0.19㎜でフロントは0.18~0.23㎜だった。規定値はフロント、リアとも、0.15㎜の様だ。やや規定値より大きく、フロントにバラつきがあるが、走行距離からして仕方がない事かもしれない。



歯当たりを光明丹を塗って見てみた。

リアはややトー寄りの気もするが、概ね悪くはなさそう。


フロントは問題なさそう。


デフって本来はバックラッシュ、歯当たり、ベアリングのプレロード調整と、全てが組み合わさって関わってくるので厄介なものだ。とくにドライブピニオンの位置とプレロード設定はめんどくさい・・・
デフロックを組もうとした場合どうしたものかいな・・・と思っていたが、ドライブピニオンをバラさないのなら、既存で正常であればデフユニットを入れ替えてバックラッシュを元の値に調整すればよさそうだ。原理的にはこれで歯当たりも変わらずいける。

さて問題は何を入れるか。
エアロッカーはコンプレッサーが必要でいやだ・・・ここ数年で電磁式というのが出回ってるらしい。構造は電磁石とカムでドグクラッチを動かして、片側のデフサイドギヤをデフユニット内で固定する事でデフロックする様だ。
クラッチの構造の違いで何種類かある様だ。オープンデフでなくLSDの物もあるらしい。
ほとんどが中国製みたいだが安価でいいかもしれない。
しかし耐久性がどんなもんなんだろなぁ・・・
 

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